僕の20歳は本当にどこにでもいる学生でした。
ただ、高校生の時の記憶の中で、
「このままバキュームカーに吸い込まれてるように、
社会に吸い込まれてしまうのだろうなぁ。」
と友だちに放課後話した事を今でも覚えています。
周りの友だちは「何言ってんの、こいつ」みたいでしたが、
なんか、自分では嫌だったんでしょうねー、
社会になんとなく呑まれてしまうのが。
でも普通の大学に入り、普通の学生生活を送って、
そんな事もいつしか忘れてました。
そこに転機が訪れたのは突然でした。
兄は僕とは違い、学生の間でイベントをしたり、
かなり、今で言う「起業志向」な感じでアクティブな人でした。
そして、その兄がある「起業」をして、
そのお仲間に会う機会に触れまして、
まぁ、結論を言うと、その人たちが魅力的な人たちでした。
その中に僕より10歳くらい上の方にKさんと言う人がいました。
彼と一緒に行動していると、
新しい世界や人たちとの出会いがありました。
僕は一般家庭というか、
普通のサラリーマン家庭でしたから、
世の中にはいろんな生き方がある。
ということが判りました。
確かに彼らは全体の数からしたら少数派でしたが、
何か特別な才能があったから、
というよりもむしろ、
「そういう生き方を目指していた」
どうやら人の生き方、ライフスタイルというのは、
どこにアンテナを合わせているか?なんだと。
自由に暮らしている人は、自由にアンテナを、
お金持ちになっている人は、収入にアンテナを、
普通?になってる人は、他と同じという事にアンテナを合わせる。
「普通」な人たちは「無意識に」という言い方が正しいかもしれません。
そういう事も判ったのも、Kさんという方との出会いが
僕に新しい世界を見せてくれたからです。
そのくらい、自分がどの環境に身を置くかという事は、
生き方を、人生を決めていくものなのです。