おはようございます、今日も今からここからです!
台風が太平洋の南側を通過しているようです、朝から雨、湿度が低く気持ちがいいです。
昨日は前にも観た作家の井上靖が書いた、「わが母の記」だったかな?再度録画で観ました。
自分がそういう経験や年齢のせいでしょうか?以前よりも深く感動しました。
まあ簡単に言うと井上靖の実の母が認知症にかかって亡くなるまでを、
靖を取り巻く家族とともに過ごしていく物語なのです。
とにかくこの映画はなにはともあれ役者の演技に尽きるのではないでしょうか、
靖は役所浩司、娘役の1人が宮崎あおい、そして母は樹木希林です。
特に樹木希林は圧倒的ですね、特にラストに近いあるシーンはこの人ではないと出来ない。
子供の頃に靖だけ母と離れて祖父の妾さんに育てられた、
それを見捨てられたと思い込み、恨んで大人になった、そして父が死に、そんな母の面倒を見続ける靖。
そしてそのシーンでは泣く泣く戦争で別れなければいけなかったという母の気持ちがわかる。
幼い靖の母に会えぬ心情を書いた詩を大事に認知になっても財布にしまい、
一言一句間違わずにその最愛の息子の詩を話し出すのだが、それがもう圧巻、
そしてそれに対応する役所浩司も素晴らしい、こんな1シーンが鮮明になる自分にも驚きました。
あー、良いものを観たという幸福感が映画の魅力なんだと思いました。
さてさて、そう言う気持ちをどう活かすか?だな、今日も素敵な1日を!