おはようございます、今日も今からここからです!
昨日も流転の海シリーズ8巻を1日で読む勢いで2時半まで読んでしまいました、
いよいよこれ読んだらあと1巻で結末です、複雑な気持ちだなぁ。
宮本輝の自伝的小説で、主に彼の父親の破天荒な生き様を描いてる小説なんですが
とにかくこの松坂熊吾という主人公の魅力に引き込まれます。
実際に宮本輝と父親の関係は最期はあまりよく無いし、父親もほぼ破産状態で亡くなります。
なのでこの小説が気持ちが良いハッピーエンドでは状況的にないというのは知っています。
だから、読んででこの先もどんな波乱が起きるのだろうか?ヒヤヒヤしながら読むことになるんですが、、
でも彼の小説には、人はただ周りから成功者と思われれば良いということではない、
もっと深い人の価値を毎回感じるので、読んでで苦しくなることはないのです。
この松坂夫婦も松坂親子のどちらにもお互いを奥深くで繋げる何か優しさのようなものがある。
自分も根底にそういうものを持っている人間になりたい、ありたいと思うのです。
それにはまだまだこの松坂熊吾には到底近づいていないなぁと思うのですが。
とにかく、久しぶりに小説にハマって楽しいです、宮本輝氏に感謝。